Technoratiのブロゴスフィアレポート(2006年4月)
米国TechnoratiのDavid Sifryが四半期ごとにポストしている、ブロゴスフィア実態レポートの最新版「State of the Blogosphere, April 2006」が出てました。2エントリー構成になっていますが、以下に簡単なサマリーをメモしておきます。
▼ Part 1: On Blogosphere Growth (ブロゴスフィアの成長について)
パート1では、主にTechnoratiのトラッキング実績に基づく数値が挙げられています。
- Technoratiがトラッキングしているブログ数: 3,530万件
- 一日当たりの新規ブログ数: 75,000件(ほぼ1秒に1件が誕生!)
- 一日当たりの新規エントリー数(スパムを除く): 120万件(1時間当たり約5万件)
- 新規ブログの内スパムブログ(splog)が占める割合: 9%
- トラックバック総数の内スパムトラックバック(sping)が占める割合: 60%
- ブロゴスフィアの成長率: 6ヶ月ごとに倍増ペースを維持
- ブロゴスフィアの規模: 3年前の60倍超
- 作成後3ヶ月経過しても更新されているブログ数: 1,940万件(全体の55%)
※ 3ヶ月前には1,370万件(全体の50.5%)だったので、絶対的にも相対的にもアクティブ率が向上している - 週に一回以上更新されているブログ数: 390万件
▼ Part 2: On Language and Tagging (ブログの言語およびタグについて)
パート2は、現在のブロゴスフィアのトレンドである「多言語化」および「タグの普及」について注目した分析内容になっています。
【ブログの言語について】
- ブロゴスフィアは多言語空間であり、非常に国際的になってきている。ブログが生まれた当初は英語のブログが主流だったが、2006年4月にはエントリー全体の3分の1を割り込んでいる。いまや日本語と中国語のブログが激増。
- 中国語のブログは絶対数では増え続けているが、ここ半年間にTechnoratiがトラッキングした全エントリー数に占める割合は減っている。
- Technoratiがトラッキングしているエントリー数が多いのは、日本語、中国語、英語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、フランス語、ポルトガル語、オランダ語、ドイツ語の順。ただし韓国語については、韓国で主流のサービス(Cyworld、Planet Weblogなど)をまだTechnoratiでインデックス化できていないため、実際より少なくカウントされている。
- なお、この結果はブログが「どの国から投稿されたか」ではなく「何語で書かれているか」を分析したものなので、国別の実態を正確に表すものではない。
【ブログでのタグの利用について】
- Technoratiは現在、エントリーごとに自動生成されたタグやカテゴリを1億件トラッキングしている。
- 数多くの大手ツールベンダーが「rel-tag」のマイクロフォーマットを採用しており、エントリーへのタグ付けが簡単になりつつある。全エントリー数の47%が、デフォルト以外のタグやカテゴリを割り当てられている。
(※浅野注) たとえばテクノラティ日本語版では、「rel-tag」のマイクロフォーマット利用を支援するため、タグクリエイターというツールが以下のページで提供されています。
http://syndication.jp/contents/tags/
…というわけですが、日本語のブログが一番多いというのはちょっとした衝撃。ただしDavidは本文中で、日本人はショートポストを頻繁にする傾向があるようだが、それはきっとモバイル投稿が普及しているせいだろうと指摘しています。それはそうでしょうね。
あくまでジャーナリスティックな利用傾向が根強い米国とは違い、確かに日本には日本流のブログ道wがあるよなあと、数字の上からも感じるのでした。


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