俺たちに明日はない?
ユーザビリティ関連トピックのチェック用に購読しているUIE Brain SparksでのJared Spoolのポスト「No Next Day」を読んで、なるほどなあと思いましたのでメモを。
事例としてどこかの日次更新コミックサイトが紹介されています。ここでは、前の日と次の日のそれぞれのページに移動するリンクがあるのですが、次の日のページがない場合(つまり最新のコミックを見ている場合)、単純に「next day」のリンクをグレーアウトしたり非表示にするのではなく、「no next day」とラベルの変更をしています。
Jaredは、それがユーザビリティ的により親切な処理には違いないけれど、「no next day」というフレーズ自体は、若干縁起が悪い気がして引っかかるなあ、という感想を述べています。
確かに、「明日は無い」と言われるのは、あまり気持ちのいいものではありませんよね。
この場合、単に「next day」をグレーアウトするだけで十分かなという気がします。
同じように、たとえばどこかのSNSに参加して、初めて友達リストを開いたときに、もし…
「あなたには友達がいません」
なんて言われたら、ちょっと悲しくなっちゃいませんか?w
「あなたの友達は 0 名です」
というのは、いくぶんマシですが、それでもやはり“空気が読めてない”メッセージであることには変わりありません。
この場合、参加したばかりで友達をまだ登録していないことはユーザ本人が一番よく承知しているわけです。これからまさに登録作業を行ってSNSを楽しもうとしているところなのですから、そのコンテクストを無視した無味乾燥なメッセージではなく、「さっそく友達を登録してみましょう」などといった、ユーザのモチベーションをより高めるようなメッセージを出すのが望ましいでしょう。
そしてJaredのポストでも分かるように、同じ言葉でも、その受け止め方は人により、そしてTPOにより、本当に千差万別です。
IAは、言葉そのものの原義的な意味だけでなく、コンテクスチュアルに変化する言葉の影響というものをできうる限り想像するように努めなければいけないと感じます。
IAが扱う情報はもちろん言葉だけではありませんが、言葉に対する感受性を研ぎ澄ましておくことは、IAにとっての必須条件の一つだと思います。


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