触覚型インターフェースについて英語で話すためのメモ

WiiやiPhoneの普及で弾みがついたことで、最近では「ジェスチャ型インターフェース」を備えた製品への注目がますます高まっていますね。
海外では日本よりかなり先行してそれに関連するトピックが議論されていますが、英語でのやり取りを見ていると、触覚型デバイスを指す時に「Haptic Device」「Tactile Device」という2つの用語が使われているのが目につきます。が、これらの単語を辞書で調べてみても、以下のようにいまひとつ違いがハッキリしません。

  • Haptic
    • 触覚に関する; 触覚型の
    • of the sense of touch, of dermal perception
  • Tactile
    • 触覚の; 触知できる
    • pertaining to the sense of touch; tangible, capable of being perceived by touch

そこでさらに調べたところ、アイオワ大学の Geb W. Thomas助教授が、以下のような定義をしていることが分かりました。
(引用元資料:Haptic and Tactile Displays (2008))

“Haptic devices interact with the muscles and position of the hand
and finger joints. This may include pressure sensation, but it
typically involved in the global posture and integration of the
sensation across different portions of the hand.”

「Hapticデバイスは、手や指の関節の筋肉を動かすことで操作される。圧覚までサポートする場合も考えられるが、通常は手のいろいろな部位の位置関係や統合感覚によって機能する」

“Tactile
devices interact with the fingertips and the shape and position sensors
under the fingertips (and more generally, the skin).”

「Tactileデバイスは、指先と、指先(あるいは部位に限らず、皮膚と言っても良い)の下にある形状/位置センサーとの接触によって操作される

・・・なるほど、これなら納得です。

  • Haptic Device = モーションデバイス
  • Tactile Device = タッチデバイス

と訳せば、それなりにしっくりくるのではないでしょうか。

触覚センサーは内蔵されておらず、振り回して操作するWiiリモコンは「Haptic Device」ですね。
iPhoneはその加速度センサーを利用する(振ったり傾けたりする)場合は「Haptic Device」、タッチスクリーン操作をする場合は「Tactile Device」と、1つで2つを兼ね備えていると言えそうです。

ところで、この話題にまつわる英語ネタでもう一つ。
英語で触覚型インターフェースの話題を扱うときには、「fingerpad」「fingertip」を使い分けることがよくあります。日本語ではどちらも「指先」ですませてしまうことがほとんどだと思いますが、前者は厳密には「指の腹」ですね。

ボタンなどの操作領域は、その小ささ次第では「fingerpad」で操作するのが難しくなり、「fingertip」で触ることになります。
が、自分の場合は常に爪を伸ばしているので、iPhoneを「fingertip」で操作できず、指を横倒しにしてタッチしてたりするのですが、この「指の脇腹(?)」とでもいうべき部位は英語で何というのでしょうねw
どなたかご存知でしたら教えてください。

2 comments to 触覚型インターフェースについて英語で話すためのメモ

  1. noriyo より:

    さとさん、貴重な情報に感謝です。
    私が紹介した定義が唯一絶対というわけではありませんので、こういう実情は非常に参考になります。
    私の方でもその後もう少しあれこれ調べてますので、またこの記事の続編をまとめてアップしようと思っております。
    ありがとうございました!

  2. さと より:

    専門的な解釈はわからないのですが現場で使っているのとちょっと違う気がしたので、一応コメント (^^;)
    Haptic Device = 触覚フィードバックがあるデバイス。触るとそれにあわせてブルっとするデバイス。
    Tactile Device = Hapticsがないタッチデバイス。タッチした際の皮膚の反応的な意味あいなので実質的静電式タッチデバイス
    的な感じで話すことが多いです。
    (例:iPhone is not an Haptic Device.)
    参考(ってかこの会社の影響か?)
    http://www.immersion.com/markets/mobile/solutions/

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