翻訳記事『記憶の喪失』

私が尊敬するヴィジョナリーの一人であるスチュアート・ブランドも参画していることで知られている「The Long Now Foundation」のブログは、限りなく細分化されがちな日常の時間をちょっと離れて、数十年、数百年、時には数千年の永きに渡る思考へと誘ってくれる、自分にとってはとても貴重な情報源の一つです。
その中に、あとでゆっくりとリンク先の記事をチェックしたいまとめ記事があったので、自分用の覚え書きとして以下にざっと翻訳しておくことにしました。原文と同じく以下のCCライセンスにて公開します。

Creative Commons License


記憶の喪失(Memory Loss)

現在、われわれ人類はほぼ7,000種類にものぼる多様な言語によって語り合っている。だが2050年を迎えるころには、その90%が消滅し、英語やスペイン語、中国語に取って代わられるだろうという予測が出ている。かたや、より幅広く捉えれば、世界に残存している文化的遺産をこの先どれだけきちんと保存していけるのかという問題もある。しかし、人類がおそらく集合的記憶を失いつつある一方で、個人の思考はますます寿命を延ばす傾向にあるのだ。

われわれの文化の喪失や保存にまつわる最近のニュースをいくつか紹介しよう:

1. これぞ人類のコミュニケーションの失敗例:

65,000年の歴史を持つ言語が消滅へ

世界の言語の半数が深刻な絶滅の危機にある理由

2. どれもこれも、さようなら:

マチュピチュ遺跡、バルセロナ教会も存亡危惧リスト入り

3. 文化は思ったより古くから生まれていた:

60,000年前の卵の殻に書かれた最古の「書き言葉」を発見

従来の見解より50万年も昔に見出された現代的行動

4. 語ろう、記憶しよう

デバイスが思考を話し言葉に変換

脳波によるコンピューターでの「書き込み」が可能との研究発表

脳スキャナーで思考内容の検知が可能に

最新型カメラがあなたの人生のすべてを撮り尽くします

オリジナル記事: Memory Loss (March 12th, 02010 by Kirk Citron) – The Long Now Blog

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