IA Spectrum Reloaded

わたしが「インフォメーションアーキテクト」という肩書きをもって仕事をするようになったのは、2005年の初めのことでした。そしてその年の9月に、情報アーキテクチャをメインテーマとするこのブログ「IA Spectrum」を始めました。

インフォメーションアーキテクト、情報アーキテクチャ、そのどちらもが「IA」という略称で呼ばれることは、このブログの読者の方はよくご存知だと思います。
「IA Spectrum」を作った時に、そのような“二つのIA”を象徴する要素としてわたしが選んだのが、さまざまな色が重なり合い、融け合うような、虹色のスペクトルのイメージでした。

spectrum_panorama
インフォメーションアーキテクトという職人としての自分自身の“顔”として、またこのブログで伝えたい、情報アーキテクチャの多彩さや越境性のシンボルとして、このイメージは長い間、わたしと共に歩んできてくれたことになります。

でも、ブログを始めてから9年以上の歳月が過ぎ、自分自身の立場や考え方もずいぶん変化してきました。
昨年末にサイトを立ち上げた「architexture(アーキテクスチャ)」についても、運営体制の限界や今後の方向性の違いに悩んだ結果、その活動から完全に離れる決断をして、3月末の時点ですでに編集部を辞めていました。
ただ、そのことをarchitextureのFacebookページでしかお知らせしていなかったため、お気づきでなかった方も多いかもしれません。
ご報告が行き届かなかったことを、謹んでお詫びいたします。

でも、この数カ月をかけて、わたしはとてもたくさんのことに気づき、自分にとってほんとうに大切なものを、あらためて見つけることができました。
そこでわたしは、思い切ってあの虹色のスペクトルのイメージから卒業し、現在の自分らしさを伝えるための、新たなイメージを選びました。

spectrum_gold_rect

より柔らかに、穏やかに、でもどこか透徹した個性を育んでいきたい。
そんな意志を、この新たなイメージにこめました。

そしてもうひとつの新たな企みとして、IA SpectrumのFacebookページを作りました。

個人的にしばらくFacebookを離れてみて気づいたのは、わたしが欲しいのは「コネクション」ではなく「コミュニケーション」なのだ、ということ。でも、昔も今も、Facebookのアーキテクチャの本質は「コネクションツール」であるということを、あらためて痛感しています。
だから、そのアーキテクチャのメリットもデメリットも承知の上で、あえてコミュニケーションツールとして活用してみることにしたのです。

このFacebookページは、わたしが Berry Picker のように摘み集めていくさまざまな話題について、気軽にレスポンスを返していただける場になればと願っています。
ポジティブかネガティブかを問わず、いろいろな方の声を聞かせていただくことが、わたしの望みです。

われらが初めとよぶものはしばしば終わりであり、
終えるということは初めるということ。

これは、前回の記事で引用した、詩人エリオットの言葉です。

わたしはこの半年でいろいろな終わりを経験しました。
でもそれを、新しい何かを創めることに、いまつなげようとしています。

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